虹の旅人

2011年3月11日 故郷が壊滅。 人生はNext Stageへ

「SPY×FAMILY」の中のインテリア

 「SPY×FAMILY」を教えてくれたのは 時節トレンドを教えてくれる長男家孫・花ちゃん(5歳)で 同乗した車内に観せてくれました。

アニメ「SPY×FAMILY」が気に入ったはは その日の夜にアマプラで4話まで見終えました。 

 

西と東に分かれた西側のイケメン敏腕諜報部員のコードネーム「黄昏」が 警戒心の強い東側要人・デズモンドの戦争計画を突き止めるべくミッションを引き受ける。

そのためには 偽家族を作って子どもを名門イーデン校へ入学させ 優秀な親子が出席する”懇親会”に行かねばならないのです。

まずは孤児院に行き 6歳の女の子「アーニャ」を引き取り その後母親役には仕立て屋で知り合った「ヨナ」を奥さん役にするのですが 娘の「アーニャ」は 人の心が読める超能力者であり 妻のヨナの裏稼業は殺し屋。

 

最初の頃 アニメ版では気づかなかったのですが 偽家族が住む家の居間の中央にデンと据えられているのが コルビジェLC2”の3人掛けソファ。

コルビジェ風の椅子が描かれていると思っていたら その隣に置かれたフロアスタンドがフランク・フロイドの”タリアセン1”

更に目を凝らして見ると ダイニングテーブル上の照明は あのポール・ヘニングセン”PH5”

確か黄昏さんの部屋には 曲線が美しい”アルコ・フロアライト”が置いてあり クールで理知的な黄昏さんらしいセレクト・・・と思って観てました。

床材には 当時人気だった手の込んだ杉目模様が描かれているし 壁にも見たことがある”コーニス柱の絵”が飾られていて 1950年前後のとある国の分断時期に流行った インテリア様式・ミッドセンチュリーモダンを意識して 椅子や照明を描いているのかなと思います。

 

46歳から何度もインテリア資格を受験したとき 「インテリアコーディネーター技術編」の”この時代の家具や椅子の名称”は 必死で覚えた最重要個所でした。

スパイファミリーの本筋やエンディングに出てくる家具や椅子を見ているだけで ワクワクです。

 

今回 コミック本「SPY×FAMILY」を読む機会を得て 表紙にはイメージキャラと重なる名作椅子に 登場人物たちが座っているのは嬉しい限りです。

背景に使われたスモーキーグリーンも当時の流行色であり そして”今どき”のトレンド色でもあります。

 

最後に一言。

SPY×FAMILY」の面白さを語る花ちゃんの髪型・容姿はアーニャそっくりで 賢いのかおバカなのか?と思わせる所も似ていて アニメの中から飛び出した天真爛漫なアーニャが 目の前でおしゃべりしているような感じになります。

 

残念なのは長男で 黄昏さんの活動協力者のモジャことフランキー似なので

フランキーに預けられた日の「アーニャ」ちゃんに出会ったような気分で接していますww

 

 

「ガーデンフェスタ北海道2022開催会場」&協賛ガーデンめぐり

       

      ※ メイン会場・花の拠点「はなふる」のトピアリー

 

  中央バスターミナㇽから 苫小牧の「イコロの森」へ出発。

   ※ ローズガーデン正面から

 

   ※ ホワイトガーデン

イコロとはアイヌ語で「宝物」の意味で 会場では昨秋 同事務局が開いた「宿根草座」の講師・高林ヘッドガーデナーに案内して頂き 講座の画像で見た景色の中を ゆったり散策。(9:20~11:00)

 

左右対称のフォーマルガーデンというよりは ナチュラルガーデンの趣を意識的に残しつつ 手入れも管理も行き届いた「森の庭」でした。 

 

きっと秋の風情も素敵だろうから また一度行こうと思っています。

     

※ 左直線的 右曲線的ボーダーガーデン       ※ ウッドランドガーデン

 

 

 ※ えこりん村窓口                ※ 新設ウエルカムガーデン

はえこりん村で 昼食時間だったので森のレストラン「Ten-Man」へ直行。

新鮮な肉と野菜のランチを堪能した後 こちらも「銀河庭園」のガーデナーが同行してくださり 各ガーデンのテーマ見どころを説明してくれました。

 

2006年6月開園時に 「銀河庭園」をデザインしたのは英国チェルシーフラワーショーで金賞受賞をしたバニー・ギネスさん。

       

      ※ チェルシーツリーハウス          ※ ブラック&ホワイトガーデン

 

    

     ※ ボートレースガーデン

当時来園したときには 「ロードオブザリング」の本や映画が話題だったので ”イギリスのカントリー風景とは こんな感じなのか”と思いを馳せました。           

     ※ サルベージガーデン           

         

             ※ 楽しい川辺

  

        ※ メンテナンスされたトレリスガーデン

今回15年?ぶりに訪れると スーパーバイザーとして吉谷桂子さんを迎えて ウルカムガーデンや 経年化したツリーハウスやバルテールガーデン等を 全体的に華やぐようにメンテナンスしてました。(11:45~14:00) 

 

最後は ガーデンフェスタ北海道のメイン会場の花の拠点「はなふる」。

千歳空港にも近いこの周辺は 元々「花の町」として知られてますが 広い会場には 500人の市民参加花壇や 企業による出展庭もあり 地元の業者さんやボランティアの方々が 開催を盛り上げてました。 

        

           ※ 500人の市民参加花壇

個人的に気になったのが さりげなくどこにでもある植栽で彩られていた「イベント用建物」の前庭。

2019年に初挑戦で チェルシーフラワーショーのゴールド受賞した北海道の柏倉さんと佐藤さんコンビが手掛けた庭だそうです。

        

 

 

本州の四季とも違う北海道の自然を相手に 逞しく咲く花々をここまで美しく見せてくれた 多くの方々のご尽力に感謝いたします。

 

 

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真夏の 札幌新名所巡り

  ある朝 自分の気持ちを現すことが少ない夫が 私の不在中に 長男に突然電話を入れて「頭大仏に連れて行って欲しい」と言ったらしい。

連絡を受けた長男は 自分の要望を口にしない父さんから 「頭大仏のラベンダーを見たい」と言われ 「もし断って”あの時”と後悔したくないから 仕事を明日に回した」と 小学5年の漢字テストで「親孝行」の字が書けずに 満点を逃した者が語ります。

帰宅してからそのことを聞いた私も 慌てて外出手筈を整えました。

 

第一希望の「真駒滝野霊園内の頭仏大様」に行き まずはご参拝。

ラベンダーの開花には早かったので 世界平和を丁寧に祈ってきました。

 

次に夫が昼行きたかったお店は「スープカレー藍色」。

なのにお店は定休日。

その時点で長男が 父親好みに選んだ昼食場所が 知る人ぞ知る「元祖・長崎ちゃんぽん」のお店。

臭みの無い豚骨スープのすっきりした旨味の濃縮スープを 一口飲んで感動し 黙々と食しました。

全国展開のチェーン店のちゃんぽんとは まったく違う「美味しさ!!」です。

 

昼食を終えて 父親が見たいだろう「満開のラベンダーを求めて行った先が 札幌市内を見渡せる「幌見峠のラベンダー畑」。

近年この場所は 富良野に行かなくても「ラベンダー畑を堪能できる」と評判の 札幌新観光名所となってます。

開花にはやはり早く「平日にでも ラベンダーの開花に合わせてまた来よう」と 夫婦で話してました。

夏の昼下がりの帰り道に 長男が立ち寄ってくれたのが「俺が今 札幌で一番美味しい!!」とおススメする お花畑隣の「アイスクリームのお店」。

濃厚だけど後味に甘さが残ることなく さっぱりした口当たりのアイスクリームは 今札幌で一番美味しいかも。。。 

 

最後に案内されたのが 一周間前から「夏越しの”茅の輪”」が飾られていた神社の輪くぐり。

半年間のお礼を述べ 残りの半年の健康と家内安全を願いました。

  

コロナ禍で外出を躊躇っていた親たちを 「遅ればせながらの 父の日プレゼント」と称して 連れ出してくれてありがとう。

 

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高校友人から突然の連絡で 小樽旅

 

2022/6     小樽運河

  15年ぶりの友人からの連絡は 怪しい詐欺メールとほぼ同時に届きました。

メール内容は自分の名前を名乗り 高校時代の共通友人から番号を聞き「明日から札幌に遊びに行く」とのことでした。

 

返信すればメールの主は間違いなく「H栄ちゃん」で 「札幌滞在3日間のうち 市内・小樽・富良野のいずれかで会えないか」と言われて 2日目の小樽に同行することに。

H栄ちゃんは旧ブログ「虹の旅人」では たまにコメントも入れてくれたのですが 引っ越し先のこのブログを閲覧していたかは不明で 私たちには15年間の空白がありました。

 

一人旅の様子だけど 特異な紆余曲折経験をしたH栄ちゃんが 結婚生活を維持しているのか それとも離婚したのかも訊かず 人生色々だものと札幌駅で待ち合わせ。

 

小樽行き列車に乗り込んで思い出したのが 48年前に行った「鼎が浦高2年」の修学旅行のことでした。

 

授業中は寝ていて終業チャイムと同時に教室を飛び出し 5分後にはグランドを走っていたH栄ちゃんと 聞いてるそぶりで授業を学び 退屈を持て余していた私とは 修学旅行中 いつもバス席が隣同士だったはず。

 

再会してお互いの旦那さんのことや 子どもたちの近況報告を済ませるうちに 浮かび上がったのが これからの人生の過ごし方。   

余寿命20年余りの分岐点でもある 65歳の女同士の話となりました。

JR「大人の休日倶楽部」チケットで来道した5日間の旅服は 全部旦那さんがコーディネートしたそうで 愚痴りながらも旦那さん好みの 上品な女性に納まろうとする姿に感心したり同情したり。

 

2か月前 これまでの不満や胸の内を 旦那さんにぶちまけてプチ家出をしたみたいだけど 喧嘩したこと キツイ言葉を放ったことを悔やむ様子に これまで旦那さんから受けた苦労に比べれば 取るに足らないことであり この先の人生を楽しむつもりなら 自分で窮屈を破る”突破力”も必要。と思って聞いてました。 

 

かと言って我が家の場合を考えた所で 他家の夫婦関係はそれぞれだろうし 珍しく聞き役に回った私です。

 

札幌の後は 旦那さんと函館で合流して「函館山の夜景を見に行く」と言ってましたが あいにく函館の天気は2日間とも 年に一度の大雨予報。

 

青春時代を遥かに過ぎ 不純物を多少含んだ青銅色に染まった女2人は 念願の小樽旅を楽しんで LINEを交換し「また 会おうね」と言って別れました。

 

 

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「相談役 島耕作」52年勤めた会社を退任

   

 22歳の島耕作が 初芝電産に入社したのは52年前。

著者の弘兼憲史さんも 島耕作と同い歳で 岩国出身も早稲田卒も同じ。

かつて弘兼さんが勤務した 松下電器産業を思わせる会社背景だったので そのつもりで読んでました。

 

課長 島耕作(1983年昇進)から始まって 部長(1992年昇進)→ 取締役(2002年昇進)→ 常務(2005年昇進)→ 専務(2006年昇進)→ 社長(2008年昇進)→ 会長(2013年昇進)→ 相談役(2019年昇進)→社名変更後の「テコット」退職(2022年)のサラリーマン人生。

 

今のご時世 普通は65歳の定年退職なので 10年長く会社に在籍できたのは 良き時代の出世頭だと思いますが 漫画「島耕作」は 74歳で社外取締役となり  シリーズは続いて運の良いサラリーマン人生をまっしぐらです。

 

私はサラリーマン夫の妻であり 50歳で就いた仕事の関係で 会社幹部の方とお会いする機会が増えました。

その度に思ったことは 企業の中には”島耕作”はいないし 男性と女性では会社に対する目線が全然違うと言うことでした。

 

1990年代にバブルがはじけ 2008年にリーマンショックが起きました。

20020年にはコロナ禍があって 追い打ちをかけるようにウクライナ戦争が始まり 経済の行く先が世界レベルで読めない状況に陥りました。

中でも島耕作が 花形産業として入社した家電業界の凋落ぶりは 誰もが知るところかと思います。

本の中では 首脳陣となった島耕作も後輩の国分さんも 会社危機の都度に悩んで決断したはずなのに この局面で「テコット」の半導体部門を売却したことが 大きな判断ミスとなってしまいました。

 

昨今の日本経済が低迷しているのは 当時の財政界トップが 世界情勢を読み切れなかったから 経済戦略に負けたからと思う所もあるのですが かく云う私も 日本の家電より低価格という理由で 洗濯機に強いアクア(サンヨー) 東芝と同部材ならテレビはハイセンス(東芝)を購入。

 

企業人間・島耕作が 会社を退職する前に語った言葉は「老兵は死なず ただ消え去るのみ」でした。

男性社会で活躍した老兵たちは 自分の周りのしがらみや 椅子取りゲームに興じていなかっただろうか。

違う世代の”新たに出た杭”を 見守って育ててくれただろうか。とふっと思いました。

 

何はともあれ 島耕作さま!! 52年間の会社勤め お疲れ様でした。

 

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2022年夏至 フゴッペ岬&シリパ岬

あいにくの天気で「日本海に沈む太陽を 今日は見送れないだろう」と思いつつ ともかく行きました。

最初は先週 クリーンアップした蘭島海岸から龍神様にご挨拶すると 鼻息荒く土地を守る龍と人の”教え”を語ってくれました。

 

次に行ったフゴッペ海岸では 「人間を護ってくれる存在って きっといるんだろうな」と 思わせてくれる自然界の天体ショーを ただただ眺めて感動してました。

神秘的な夏至の夕陽を 見せてくれました。

 

家に戻って  最大のプレゼントは 夫婦でファンの山下達郎さん(69歳)の「46年ぶりオールナイトニッポン」。

明日は 11年ぶり発売の「達郎さんアルバム」を買いに行きます。

 

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蘭島「クリーンアップ大作戦」

 

 

 1999年10月中旬 鉄オタ夫に同行したSL・ニセコ号の撮影帰りに 海中から架かる”二重虹”に遭遇。

止まった車から 当時趣味にしていた軽量一眼レフカメラを手にして飛び出し 浜に下って大きな虹を撮影しました。

 

撮った”二重虹”の写真をパネルして 写真展に出品したら初入賞し それから”二重虹”写真は 我が家のリビングにずっと飾られています。

 

このブログのタイトルも ”二重虹”に因んで名付けました。

 

2011年の3月11日前には 虹が出現したあの岬を 何度も夢の中で視せられました。

甚大な災害が起きて 故郷に行けずに絶望した私は 場所も地名も知らない夢に現れた岬に訪れたくて 付近の海岸を何度も往復し ようやく辿り着きました。

 

今では エネルギーチャージの場所です。

  

1999・10・14           2020・11・3

 

近くのスーパーで 「蘭島の海のクリーンアップ大作戦」ポスターを見て 余市側からは虹 蘭島側は天使を見せてくれた フゴッペ岬の海を「綺麗にしたい!!」と 早速夫婦で申し込みしました。

 

当日は快晴。

黄金の流線が美しい お迎えVIP用バスの乗車したのは僅か15人程で セレブ気分を満喫。

海洋マイクロプラスチックの問題もあり 魚や海産物を扱うスーパーとしては 取り組まなければならない環境問題なので 初開催したとのこと。

 

たまたま目にしたポスターが 太古の時代より龍が臥して棲むと語られる「蘭島のクリーンアップ」とは偶然で お手伝ができてた私たちこそ嬉しかったです。

 

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