一席目
昨年に続いて 寡黙ライブだった山下達郎さんが、今年も札幌でライブを開いてくれました。
2000人位のホールライブのチケット入手は非常に困難で、その一隅のチャンスを楽しむために 皆が会場に駆けつけます。
40代・50代のオジサン、オバサンの友人同士やご夫婦を中心に、男気溢れる大人の山下達郎さんに、逢いたい一心で集まります。
ギターと唄の演奏を、出ずっぱりで三時間半こなす、音楽活動35周年の凄い57歳です。
若い頃の、隙の無い完璧主義だった山下達郎さんより、年取って(本人弁)完璧の角が取れた今の方が、綻びた箇所から滋味の言葉がポロリとこぼれ出て、なんとも魅力的です。
「若いときに頑張ったんだから、年取ったらもっと幸せになんなきゃね!!」と、言われてうなずく私達観客。
二席目
200人収容の会場席は立ち見が出るほどぎっしりで、入りきれずに帰った来場者もいたようです。
インテリアコーディネーターを目指したきっかけが、「西岡棟梁が語る古代建築工法の図面を、少しでも理解できたら、老後に観光旅行する神社仏閣見物が面白いだろう!!」でしたから、私には必見の講演会でした。
小川棟梁に伝えた西岡棟梁も どちらも凡人とは何かが違うとしかいいようのない程立派で、身に沁みる内容の話でした。
何千年もの先を見越す仕事に携わる小川棟梁の言葉は、一言一言に含蓄があり、想像力のスケール量が全然違いました。