その度、近隣の寝たきり老人の方々が施設に運びこまれ、「動ける避難者は自力でどこか別な避難所に移動して欲しい」の、指示が出されたそうです。
しかし、移動したくても車のガソリンが無くて困っていると、近くのGSで運よく500人中461番目に10Lのガソリンが入れられ、そのまま走行距離内の福島空港まで走った。と言ってました。
携帯の少ないバッテリーで、深夜に東京の兄弟を起こし、PCで飛行機便の予約を入れて、札幌に住む甥を頼って来たとのことです。
飛行機に搭乗した150人位が、同じように着の身着のままの原発避難者で、着替えは皆ビニール袋に入れて持ち歩いていた。と言ってました。
札幌に着き、放射能汚染検査やお風呂に入った後、私へ連絡をくれました。
友人は「何も不自由はしていない」と言うのですが、「そんな事はない」と、私たち親娘は小4年生のお嬢さんの着るもの確保に奔走しました。
ようやく落ち着いた翌週、お茶会にお招きした折、「4日に学校が始まるから 福島に戻る」と聞き、ただただ唖然としました。
因みに、飛行機の出発便は大人2名+子供1名分、当日通常料金を支払い、
帰りは伝手を頼って格安チケットを入手して帰るとのことですが、資金力と尽力が無いと避難もできないんということになるのですね。
確か私達の税金は、鶴のマークの航空会社更生の際に、使われているはずなのですが・・・
未曾有の非常事態時に、各航空会社は避難割引と何かしないのですかネ。
搭乗券があれば、東電さんが後で還付する。と考えてのんびり構えているのでしょうか。
日本は、内閣政府が命令発動しない限り、勝手に航空割引もできない国なのですかネ。
友人には「ともかく子供達と一緒に生きていて下さい。また会いましょう!!」のメール送りました。
友人に贈るお花は「ペリカリス」
花言葉は「元気」「常に快活」 頑張ろう!!巷の東北魂