虹の旅人

2011年3月11日 故郷が壊滅。 人生はNext Stageへ

「うさこちゃんの絵本」 ディック・ブルーナ

 久しぶりに息子と婚約者が遊びに来て 婚約者の青ちゃんにブルーナーの「うさこちゃんの本」を 引き渡し贈呈することになりました。
 
*今は「ミッフィーちゃん」と言うそうで、耳の先が少し丸くなり、福音館から出ているとのことです。
      イメージ 1
30年前、私が若い母親だった頃 初めて生んだ息子に 初めて買った絵本が講談社の「ブルーナのどうぶつ」絵本。
 
ボロボロになったけどブルーナの2冊の本は 息子や娘に子供が生まれたら渡そうと思って 大切にしまってました。
 
娘用には、ふわふわさん家に ”うさこちゃん”が生まれるときの絵本を残してます。
イメージ 2
*上の布絵本は、ずーっと昔、夫が私に買ってもらったものです。
 
息子と青ちゃんは、前からお付き合いしていて このまま結婚するんだろうな~と思っていたら、突然そうでなくなってしまい 心配してました。
 
でもこれは「本人達の気持ち次第!!」と半年間 たまにアドバイスする程度で傍観して見守ってました。
 
3月11日東日本大震災が起きて 気仙沼のお爺ちゃんの安否確認ができず、私が昼夜の区別も無いまま情報収集に追われているときに 我が家族の食事を作ってくれたのが 「気仙沼の爺ちゃんお気に入り」の青ちゃんでした
 
その日我が家のテーブルには、気仙沼の被災状況を印した気仙沼の近隣地図が乗っていて、  「ここが父の出身地で、祖母が一人で暮らす町です」と、青ちゃんが指差したのが、気仙沼から車で30分の花泉町
 
 爺ちゃんの無事が確認され、少ないガソリンで仙台への救出ルートで妹達が選んだ道は、気仙沼から内陸の岩手県・一関へ抜ける”花泉町の道”でした。
 
青ちゃんのお父さんが 私と同じ東北で岩手県出身と知っていたのですが その土地は気仙沼からずーと離れた町の出身と思っていたので 皆の目が点になりました。
 
奇遇だけれども  「これこそが、ご縁だね!!」と両家で一件落着 メデタシ メデタシ。
 
震災から4カ月、暑い一日でした。