今日も札幌は日中26°の暑い日でした。
数日前から 庭に咲く青い「忘れな草」が妙に気になり 先月亡くなった年上の友人宅に 小さな花束にして持って行きました。
チャイムを押してもご主人は留守で 玄関先に小さな花束だけ置いて帰ることにしました。
が 何気にもう一度後ろを振り返ると 家の中に人影が見えたので戻りました。
友人の遺影に好きだった「忘れな草」をお供えしてもらえたらの申し出に ご主人は「大好きな花だったからね」と云い 枯れたまま飾られていた花々の中に 小さな花束を飾りました。
「若い頃 忘れな草の種を ご主人が買って庭に撒いてくれたから 沢山咲いて綺麗なんだ!!」と言っていた友人の話をしました。
私も忘れな草が好きなことを知って 「お花の苗はね。 知り合いに分けて増やして 枯れたり消えたらまた分けたり戻したりして 絶えないようにするんだよ。だから持って行って 庭に植えてみて。」と 苗をくれたおおらかな人柄の 友人のお話しました。
病気になる数年前 「忘れな草が庭から消えたので そのうちまた頂戴ね」と云われていたのに 私も震災が起きて 約束を果たせないままでした。
「ソロソロ49日なのでは?」と云うと ご主人は「そんなになるかな?」と・・・
指折り数えてみると その日が友人が亡くなって49日目にあたるのに気づき ご主人に「この忘れな草の種を また庭に撒いて下さい。来年からお仏壇に飾れますよ」と お願いしました。