震災から2年3ヶ月目の11日。
震災から2年が過ぎても 相変わらず更地の多い気仙沼の街並みに 悲しさが込み上げてきます。
~ 読売新聞夕刊より 2013/6/6 ~
娘の姫りんごに「安波山に登ってこの景色みたことある?」と聞くと 「登ったこと無い」とのこと。
私が生まれ育った鹿折地区は この山の北側すそ野にあり 湾から入る海の波も風も 奥まった鹿折の町を抜けます。
津波で第18共徳丸が打ち上げられたり 湾の炎が延焼して町が壊滅したのも そういう地形も関係するのかなと思っています。
気仙沼で子どもが転んでケガしたり 頭にタンコブを作って泣いたりすると 親やじいちゃんばあちゃん、周りの大人達が 痛い所をさすりながら「痛いの 痛いの飛んでけ~ 安波山まで飛んでけ~」と おまじないをかけます。
子ども心に人の痛い所を全部 安波山が引き受けて大変だな!! と思ったことがあります。
今度帰ったらまた登るから 気仙沼の方々を宜しくお願いします。
2011/6/12 虹りんご撮影