虹の旅人

2011年3月11日 故郷が壊滅。 人生はNext Stageへ

「景観・色彩・まちづくり環境セミナー」 ②

震災の「3月11日」を前にして  私・虹りんごは「景観・色彩・まちづくり環境セミナー」で学んだことを 記します。
 
セミナー第二部「景観法による色彩を生かしたまちづくり」は 静岡文化芸術大学 副学長 宮内博実教授によるもので 札幌の景観基準食70色を決めた話から始まりました。
 
札幌の場合
~さわやか 四季の移ろいが鮮やか 晴天が多い 緑・花が多い 平均気温20℃ 根雪 空が青く 空が上下左右広く見える 日光の照射時間が長い 人間気質etc~   膨大な情報量を画像分析して70色を選びました。
 
 
例えば 被災した故郷・「気仙沼のまちの景観基準色」を作るとしたら その町の四季折々・各場所を撮影して画像色を分析しイメージ色を決めるようです。
 
秋刀魚 安波山 ホヤ 大島 鼎が浦 室根山 ブナ 牡蠣 マグロ 大漁旗 風待ち 椿 若芽 ケセモイetc 
 
 
被災して復興している今こそ 100年200年後の景観を考えて「綺麗な町」と云われる町を 次世代に残せないものか。 実現するには どうすれば良いかと考えています。
 
よかったら皆さまのお知恵を貸して下さい
 
 
美しい!! 綺麗!!と感じる感性は 教育の場で育てるよりも生活や環境の中で育てることが大切とのことで 私も被災した友人達と会い 感性の良い人は身の危険を感じたときに とっさに命を守る行動を取るものだ。と感じていました
 
 
宮内先生は 仙台景観審議会委員でもあり 被災地の仮設住宅に足を運んで環境改善の研究をしていたので終了後に お話しする機会を頂きました。
 
三陸の人達は 海が前にあり後ろに山がそびているから 朝日を拝んで一日が始まる。その土地の人達が「何を観て美しい!!」と感じるかを知ることは 「景観づくり」にはとても大切なこととお聞きしております。
 
三陸に特徴のない画一的なまちを何か所も作るより 地元の人には身近で当たり前の景色を 外部の方の的確なアドバイスを受けて「美しい風土景色と認識」してから 新しいまち作るのも良いのではないでしょうか。