遥か彼方に遡り 元々この国を納めていた出雲の国の大国主命に 天孫降臨した天照大神が「この国を譲り渡せ!!」と言い 「雲に届く程の高い社を造ってくれるなら 国を譲る」と言い 約束を守って古代出雲に60m近い大社を築いたというのが「国譲りの話」で そのときに天照大神の次男の天野日命は出雲大社の宮司となり 千家の始祖といわれているようなのです~
しかし本殿遷座祭と遷座奉幣祭の両日には 天皇勅使として皇室から出席した女王殿下お2人をお出迎する慇懃さ 天皇からの勅使御幣物を 出雲国造様である千家尊祐宮司様が奉じるお姿には 崇高なものを押し戴く厳粛さがありました。
参列席で境内の大型ビジョンから流れる 臨場感溢れる「遷座・奉幣祭」を見ているうちに 出雲大社と伊勢神宮は裏と表 日昇る地と沈む地 まるで一枚の鏡の光と陰のようで 気配を消して全てのを見守る大きな存在が 「再生日本の調和と統合」を願っているように感じました。