先週の日曜日 札幌郊外「札幌芸術の森美術館」で開催されている 1950年代後半から現在まで日本の写真界の第一線を走り続ける「篠山 紀信展 写真力」に行ってきました。
数々の作品の中で 篠山本人が「写真の神様が降りてきた」と称する約130点を 5つのセクションに分けて展示してあり 撮られる方も撮る方も相手に信頼を託さなければ この写真は撮れないだろうなと思うような作品が並んでいました。
華やかな世界で活躍する写真家が 東日本大震災の50日後に被災地に行き 被災した人達にポーズを撮らせることなく「ただカメラを構えて シャターを押した写真もある」と事前に知っていたので 足を運んだ所もあります。
「アクシデント」と名付けられたセクションに 私の生まれ故郷・気仙沼の方の写真が3点あり 被災した人達が茫然とするでもなく 悲しんでる風でもなく 有名な写真家のカメラに 達観した目線を向けている作品がありました。
瓦礫にも被災した建物にもピントを合わせず 人物中心の9点の作品には そのに存在する人達の生命力が くっきりと浮かび上がってました。
案外篠山紀信という写真家は スターと呼ばれる人達の華やかな表面の奥に潜む 生命の輝きを撮り続けてるのかもしれません。
Ⅰ GOD は既に亡くなっている有名人
2 STAR は現役が輝く芸能界やスポーツ界のスター
3 SPECTACLE は歌舞伎界やらディズニー等
4 BODY は相撲界の力士 刺青 ヌード
5 ACCIDENTS 東日本大震災時の被災した一般の方