日にちを遡り 阪神淡路大震災より20年目の1月17日のことです。
上空からは雲に覆われて見えないけれど 眼下にあるはずの夕暮れの神戸の街を 窓際に座った私は目を凝らして探してました。
羽根布団のようにびっしり敷き詰められた雲には キラキラと輝く微金粉が舞っていて 「綺麗だな~」と見とれてました。
西の方角に目をやると 薄い紫色の雲が広い範囲でたなびいてました。
20年目の今日 「仏様が乗ると言われる”紫雲”が 格の高い方の魂を出迎えるために来た。」と思いました。
数年前の1月11日に 故郷の三陸上空で見た紫雲は 薄くて淡いピンク色の紫雲でしたが はたして「紫雲」に地域差や 色違いがあるかどうかも解りませんが 控えめで上品な優しい藤色です。
地上で哀悼の祈りを捧げている方々は 「紫雲に乗った仏様が 真上の空に御霊を迎えに来ていることに気づいているかしら・・・」と思いながら 西に向かって流れる紫雲に「旅立ち&見送りの祈り」を捧げました。