虹の旅人

2011年3月11日 故郷が消滅して 人生はNext Stageへ

映画「イミテーション・ゲーム/エニグマ天才数学者の秘密」

 今年のアカデミー賞は逃したけれど 予告編から楽しみにしていた「イミテーション・ゲーム」を観てきました。  
 
ベネディクト・カンバーバッチ演じる主人公の天才数学者アラン・チューリングは イギリスに実在した人物です。しかしその存在と功績はつい最近まで極秘扱いでした。
 
 
第2次世界大戦時にドイツの暗号エニグマを解き明かす ”モンスター”と言われた数学者は社会的には適応力が欠ける人物で その役をカンバーバッチが瞳の色を変えてなんとも魅力的に演じています。
 
1~2年間隔で放送されるイギリスドラマ「SHERLOOK・シャーロック」の大ファンの私としては シャーロックが自分を称する口癖のセリフ「高機能社会不適合者」が 映画のスクリーンからも聞こえてきそうで困りました。
 
「シャーロック」のカンバーバッチなら良き理解者のロードオブザリングホビットピピン役が演じるワトスン君がいるけど 今回の役柄は孤独で不器用過ぎました。
 
戦争という非常事態で暗号解読用のコンピュータの前身を作製したとしても その発明は敵国に知られては不味い訳で 事前に生死を分ける情報を知っていても 情報を操作することは出来ない任務でした。
 
敵国襲撃対象の軍艦に兄が乗る仲間が 情報を事前に知らせて回避しようとするのですが チューリングはそれを拒みました。
 
「神でもないのに 何故お前が命を選ぶんだ~」と叫ばれますが 「それは 自分以外に誰もできないだろうから自分がする・・・」と一言。
 
それ以外にも天才数学者には秘密があり 過酷な運命に翻弄されて41歳で自殺。
切なくて切なくて・・・悲しかった。