虹の旅人

2011年3月11日 故郷が消滅して 人生はNext Stageへ

「ソロモンの偽証」文庫本 ~宮部みゆき~

 映画「ソロモンの偽証」が公開されてから 文庫本[『ソロモンの偽証』を読み始めて 全6巻を2か月以上かけて読み終えました。
 
宮部みゆきファンの私は 宮部作品がドラマや映画の映像になる度に なんとなく残念な気持ちになっていて  最近テレビ放映された時代劇の「ぼんくら」や 「あやし」が まずまず良かった位だな~と思っていました。
なので 「ソロモンの偽証」は本で読むことにしました。
 
~雪が降ったクリスマスの早朝 東京下町にある中学の校庭から 2年生の男子在校生の遺体が発見されます。
 
自殺と片付けられたその男子生徒の死は 本当に自殺なのか 他殺なのか。。。
真相は・・・理由は・・・~ 
 
大人が取り仕切るご都合主義の社会で学校関係者も保身で動き 自分達はの真相を知らされずに3年生になった。
「それでいいのか?」と 亡くなった生徒と当時同じクラスで委員長だった聡明な美少女・藤野 涼子が疑問に思ったことが発端で そこから”生徒達による模擬裁判”が開かれます。
 
内容的には 模擬裁判で証人が語る場面が多く 議事録のような感じで読めるのですが 果たしてここに登場している生徒達は 「本当に中学3年生なの?」と思う程 大人顔負けのやり取りをして 成熟した思考力を持っています。
 
作品の中で使われる言葉が 「今どきの中学生は こんなに丁寧な言葉を使って会話をするかしら?」と思う程美しい言葉で話します。
 
ゲームマニアの宮部みゆきさんらしく 設定は日本のバブル期に地上げ屋がいた頃 中学生だった子ども達がロールプレイング形式で成長するストーリー。
 
バブルに浮かれる人間の言い分と 今のご時世で事件を起こす人間の言い分が同じで いつの時代でも身勝手な人間はいるもの。と思いました。
 
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