虹の旅人

2011年3月11日 故郷が消滅して 人生はNext Stageへ

富田ファーム・富田 忠雄さんを悼む

 7月4日に中富良野の「富田ファーム」会長・富田忠雄氏83歳が 今年のラベンダーの開花と同時に亡くなりました。
 
富田さんがラベンダーを栽培して広めてくれたお蔭で私は 紫の花・生ラベンダーに出会い 自宅の庭に植えることができました。
 
30年以上前のことです。
息子3歳・娘は6か月の私達家族は 11月の初めに早々に雪が降ったその日に 転勤で旭川に引っ越しました。
知り合いが誰もいない町なのに頼りの夫は 旭川を拠点に道内各地に仕事に出向いて不在がちでした。
 
母と子供2人だけが取り残されて厳しい冬を過ごし 訪れた遅い春を越えてやっと旭川の生活に慣れた頃 隣町の美瑛や富良野にラベンダー畑があると知りました。
 
富良野の日の出公園や 富田ファームが観光地として注目され始めたころで 子供の頃にテレビで見ていた 紫の花の香りを嗅ぐと”タイムスリップ”するという”ラベンダー”の花の名前がずーっと心の中に残っていた私は 実物の花を見たくて 富良野まで母子冒険ドライブに出掛けたのです。
 
焦がれていたものに出逢った感動は大きかったです。
初めて目にした神秘的な色と独特の香りのラベンダーは 思っていた以上に魅力的で いつか自分達が札幌に戻って家を建てたら このラベンダーの花を庭に植えようと決めて 何度も富良野通い続けました・・・。
 
2年半後に札幌に戻り 自分達の庭に念願のラベンダーの苗を植える際 再度富良野に行って市内にある農協系の苗屋さんで 地元のラベンダー農家用の苗を5株買って帰りました。
 
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徐々に株苗を増やして家を囲むように植えましたが 育て方は同じ時期に札幌のデパートで開かれた富田忠雄さんのラベンダー展で購入した本「わたしのラベンダー物語」を参考にしてました。
 
手入れ法が実用的に解説されている本なので 季節の折々に手にして読み込みました。
 
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農業王国の北海道で ”ラベンダー”に魅せられたとはいえ大の男が香料用のラベンダー苗を 極寒地である富良野に植え続ける作業は 地道で困難だったようです。
 
富田さんが変わらぬ情熱で 生涯に渡って北の大地にラベンダー苗を植えてくれたお蔭で”花文化”が認められ 今北海道は独自の「北海道ガーデニング」を 観光&産業として開花させることができました。
 
”花人”の先駆者として 花を慈しみ育ててくれた富田忠雄さんのご冥福を お祈りいたします。
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                     ※ 右側に浮かんだラベンダー色のエネルギー体!?