先月初めに観た「シン・ゴジラ」の感想を 殆ど封切りが終了しているのに スル~できずに今更UPすることに戸惑っている私です。
これまでゴジラものは興味が無く 「エヴァンゲリオン」も見たことがなく予備知識の無い私が 何故に庵野秀明監督の「シン・ゴジラ」を観に行ったかというと 漫画家・安野モヨコさんが描いた「監督不行届」の監督が映画を撮ったからです。
そして刀剣好きの私が 数年前に札幌開催の「エヴァンゲリオンと日本刀展」で 人間国宝級の刀剣職人達が エヴァにオマージュして最高級の刀剣を本気仕上げていたので 本物の男達を魅了したエヴァって”何?”でした。
展示されていた巨大な「ロンギヌスの剣」の迫力さに 度肝を抜かれました・・・。
放射能汚染による生物変態を起こしたゴシラが日本を襲う。。。
そのとき日本は どうなる。のストーリーは これまでのゴジラ映画との違いはないのですが 官僚や御用達学者がお手上げの中 組織のはみ出し者の専門家集団が ゴジラが日本に上陸した目的や 撃退法を解明する発想力。
日本政府と政治家は 2011年3月11日の大震災時のような混乱ぶりで 米国の顔色ばかり窺う風刺の効いた映像の数々。
ゴジラデーターを海外の科学者と共有することを選んで 協力して貰ったきには 「日本は世界から愛されているのね。」と語ってました。 まさにそこが日本の良さですね。
「自分が死んでも きっと日本を救う人間が やがて現れるのを信じる。」は 現実にいたらいいなと思わせる 政治家二世の熱いセリフでした。
東京駅のリアル模型や 大活躍の在来線列車や新幹線 クレーン重機の雄姿ありで このまま海外輸出用のPR映像に使い 日本の高度な技術を世界に売り込んで欲しい。と思った程です。
いたる所に 庵野監督の趣味と こだわりが満載。
国際的には武骨で不器用に見える日本人が 深淵にものを考える国民であることを 知らせたい!! 庵野監督の想いが 映画を通して伝わってきました。
最後に日本の首相を目指す政治家が 米国の傀儡(操り人形)と語ってましたが とても深い言葉です。
2013・5・17「古代の太刀と現代の刀」→http://blogs.yahoo.co.jp/applejikan/24962503.html