虹の旅人

2011年3月11日 故郷が壊滅。 人生はNext Stageへ

父宛の手紙

 父の89歳の誕生日に お祝いの品と手紙を送りました。

これまで手紙の書き出しは 孫と同じ呼び方で「おじいちゃん‼」でしたが この度は 「お父さん お元気ですか。」でした。

数年前に父は  震災で甚大な被害を被った故郷気仙沼での独居は無理”と お医者様から診断され 身内が住む街の老人施設に入所しました。

施設の電話は緊急用で 携帯電話もパソコンも持たない 父と私の連絡手段は 手紙だけ・・・。

足腰が少し弱まってきたものの 施設ではしく過ごしている様子ですが 年齢が年齢だけに  何があっておかしくも無い年頃です。

手紙の締めは   これまでの感謝の気持ちを込めて. 「会いに行くまで元気でね」と書きました。


この頃父は 文字を書くことすら億劫になっているようで   折り返しで届いた礼状は筆跡も弱々しく 加速する父の老いを知らされました。

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