虹の旅人

2011年3月11日 故郷が壊滅。 人生はNext Stageへ

越えられなかった誕生日の壁

 今回のことの発端は 9月1日午後 外出中に受け取ったただならぬ気配の社長からの電話。

聞けば 会社アカウントが”なりすましウイルス”に汚染され 外部にメールが流出しているとのこと。

用事も半ばに急いで帰宅してPCを開いてみれば 大変なことになっていた。

 

その後は本社指示に従って緊急措置作業を行い 後日ITコンサル社の指示で更にセキュリィテイ強化設定をしました。

しかし翌日 その設定が地方の私のPCだけ支障をきたしていることが発覚。

 

本社の私担当上司と電話を繋ぎ かれこれ3時間程リモートで改善対策を講じたものの

”完了”できなかったその日は 奇しくも入社して16年目の初日であり 私の誕生日。

 

結局は PC素人上司と60歳越の私のヨロヨロPC作業を怪しんだ 用心深いマイクロソフト社が 既にロックをかけてしまったのです。万事休す!!

そこは”PC素人上司”の悲しさで 「何度も失敗すると セキュリィテイロックがかかります」と年上部下の私が語ったのですが その忠告を無視して進めてました。

「この先も長くお付き合いしたいから PCのトラブルはなるべく自分で解決する」を掲げてきた私のモットーは この日見事に砕かれ 新しい壁を越えられずに惨敗気分。

 

時刻は夕方5時半。

疲れ切った顔の私を見かねた夫が 誕生日プレゼントに「鰻をご馳走してあげる」と声をかけてくれました。

日中話し中で繋がらなかった電話に諦めずに 夜になってかけてくれた親友からの誕生ののおめでとう一言が嬉しかった。

前日に届いていた娘夫婦の プレゼント花束に慰められた。

 

 有難かった。 美味しかった。 支えられた。 辿ってきて良かったetc

色んなことを感じた誕生日。

 

 

追記

「会社メール乗っ取り」対策の影響を受けた一番の被害者は私で 10日経過しても状況は悪化するのみ。

異常に暑い北海道で黙々と独りPCに向かい マイクロソフトののロック解除作業をしているのは唯一私のみとなりました。

"越えなくても良い壁もあるのか"と思うこの頃です。