虹の旅人

2011年3月11日 故郷が壊滅。 人生はNext Stageへ

夜中の突然の激痛は 帯状疱疹の前兆だった

 その痛みは真夜中過ぎた2時頃 突然私の脇腹と腰を襲った。

寝ていたはずの意識が「この激痛は どこから来たっ??」と 痛む場所を探し そう言えば前夜も同じ場所が痛くて目が覚めたはず。

毎夜私の体の上で眠る 高齢愛猫・りぃちゃん(16歳・♀)の安眠のために 寝返りを我慢していたから「腰の筋でも痛めたのだろう」と 日中は鈍痛&チクチク痛みをやり過ごしたことまでを思い出した。

 

「尋常ではない痛み。。。今までに経験したことが無い痛み ・・・」を 2時間耐えて りぃちゃんの身体をどかした後に 仰向けに寝ようにも脇腹と腰が痛すぎて眠れず 重心を移動をしてうつ伏せ寝で少し眠っただけ。

 

熱は平熱。 

翌朝 腕が良いと評判の近くの内科を受診したら30代の先生は レントゲンの撮影後「腸の動きの鈍化による便秘」と診断して 薬を出してくれた。

そう言えば「2週間前から左膝が痛くて 身体を動かしていなかった」と そのときは納得したものの 2回分の薬を飲んでも痛みは増すばかりで症状が改善されず。

 

終了間際に内科に電話して その旨を伝えれば「薬を飲み続けて 明日の朝 再来院して下さい」と言われた。

受診した帰り際に「念のために 久ぶりだからと大腸がん検診を勧められ 来月の検査予約を入れた素直な患者に その対応するっ!!」と心の中で言ってみた。

 

案の定 薬は効かず昨夜と同じ時刻に痛みは強化されて うつ伏せ寝になっても眠れずに 痛みは押し寄せては引き返す。

今度ばかりは痛みを我慢せず「救急車を呼ぶべきか」と思いながら 「脂汗も出ていない。」 「七転八倒もしていない。」 「でも お産と比べたら3倍の痛さ」と 呼吸を整えて気をまぎらしていたら閃きました。

痛みの原因が解らないまま サイレン音を消した救急車で搬送されたとしても 札幌市の夜間救急外来センターに行くことになるだろう。

運良く当直医が激痛の治療をしてくれたとしても 翌日には専門医院を受診することになるだろう。

その前に病名の手がかりを得たい一心で 札幌市の「救急車を呼ぶ前に」の相談ダイヤルを検索して 連絡したのが夜中の2時半。

 

相談ダイヤル先の看護師さんに 内科受診の経緯を伝えると 「内科でなければ あとは尿路結石を疑います。 痛みに耐えられない際は「24時間体制の泌尿科病院」の受診を勧めます」と 見立ては内科の先生と同じ。

ここでも帯状疱疹の言葉は出てこない。

連絡先は聞いたけど お産のときの「ヒーハー呼吸法」で 朝を待つことに決めた。

 

痛み二日目の翌朝。

前日と同じ内科医院を 母の痛みを案じた娘に付き添われて受診。

先生はお手上げ状態で 早々に泌尿科の受診を勧めてくれて 受診料を取らなかった所に わずかな優しさがのぞきました。

娘とそのまま 500メートル先の泌尿科に行き 内科での一件を説明すると 先生が受診する前に即CT検査室へ。

私の腰部のCT画像は綺麗なもので 尿路結石らしきものも見当たらず 泌尿科先生も首をひねるばかり。

この2・3日は 日中に鈍痛はあるけれども 立ち姿勢であればそれなりに動けていて

問題は就寝後の激痛。

「痛みの原因を知りたい」と 年配の泌尿科先生に「尿路結石で無ければ あと思い当たる病名は何ですか?」と 真剣に訊ねれば

おもむろに泌尿科先生が 「あと考えられるのは 婦人科かな??!!」と。。。

 

そう言えば「今年の婦人科検診は申し込んだけど コロナ禍の緊急事態宣言が出て中止になっていた」と思い出した。

会計窓口で待っていると看護師さんが呼びにきて 再び診察室へ。

泌尿科先生は CT画像を見直したらしく悩んだ末に「診断は下したくないけれども よくよく見れば小さな結石が見えなくもない???」の慎重な言葉で 一応結石らしきものを排出する薬と痛み止めを出します。一週間後に再CT撮影して 結石か結石ではないかの確認をしましょう」の曖昧な診断が下された。

 

家に戻れれば痛みに耐える母親を見かねた娘は 「片っ端から病院を受診して 消去法で病名探すしかない」とばかりに 翌日の産婦人科の受診をWEB予約してくれた。

 

痛む身体で作った夕食前 腰の後ろに違和感があり 娘に見てもらうと「赤いブツブツ発疹ができている」と スマホで発疹を撮って見せてくれた。

ここ何年も風邪も引かず怪我もせず 湿疹や皮膚のトラブルも無かったので 試しにスマホで「赤いブツブ発疹」を検索してみると なんと最初に出てきた文字が帯状疱疹

加齢により免疫力が低下した人が罹る あの帯状疱疹に 自分も罹ったことを自覚して 翌日は総合病院の皮膚科へ。