虹の旅人

2011年3月11日 故郷が消滅して 人生はNext Stageへ

親・娘・孫三世代 生命のせめぎ合い

前回の続き

 謎の高熱で入院中の孫・雪ちゃん(2才10か月)は 通常なら病院の盆休み中に 一時帰宅が許可される病例なのですが コロナ禍でそれが叶いません。

 

8月2日は 雪ちゃんの緊急入院知らせの1時間前に 仙台の介護施設に入所している父親(93歳)から 3年ぶりの生電話がありました。

馴染みのヘルパーさんに頼んで 電話を寄越したとのこと。

歯が抜けて 声帯も弱くなった父親の声を 上手く聞き取れなくても 私には充分過ぎる”父親の声”でした。

 

8月10日 雪ちゃんの熱が下がっても原因は不明のままで CRP値が高いとか。

会えない娘と孫のため 毎日のように差し入れを病院窓口に預け 帰路につく私たち夫婦の車中は 口数が少なくなってました。

そんな毎日が続いていた夜「父親が コロナ感染して高熱が出てる」と 父親の施設近くに住む妹から連絡がありました。

 

2011年の東日本大震災発生時 携帯電話を持っていない父親とは 連絡が取れずに五日目の朝 立ち寄った従妹の機転で ようやく生存確認ができました。

現在 父親の施設への対応は窓口家族のみで コロナ禍では窓口家族も面会禁止です。

父親の高熱は一喜一憂で スタッフも感染して 施設にクラスターが発生したらしく 電話問い合わせも人手不足の理由で断られたとか。

もしもに備えて 荷造りをしつつ コロナと戦う父親を応援してました。

 

母の危篤知らせも大型11連休GW直前で 今回の父親のコロナ感染知らせも 長い盆休み前でした。

札幌から仙台までの飛行機の空き状況を調べながら 私は幼い孫の健気さに心を痛めて 一方では病室で我が子に寄り添って 病と共に戦う長女の娘を不憫に思ってました。

父親と娘の誕生日は同じ日で 緊急帝王切開で生まれた孫の手術同意書は 全て私が署名。

隔世代間で交差する 奇妙な生命のやり取りに ”今私にできることは 何だろう”と自問しています。

 

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