虹の旅人

2011年3月11日 故郷が壊滅。 人生はNext Stageへ

誕生日祝いは 孫・雪ちゃんの退院!!

 1ヵ月間 高熱で入院していた孫・雪ちゃんの退院の数日後は 私の誕生日。

 

去年の誕日は雪ちゃんと一緒に お祝いケーキのろうそくをフーフー消したのに 今年は入院で体力・免疫力が低下しているため 「当面は 祖父母には会えないから」と雪ちゃんの母親である 長女から言われました。

 

正直言って

孫と実父のW生命危機の 連日緊張感は 思った以上に私たち夫婦の心身に負担をかけていたようで 無事に両者が退院した後 私たち夫婦は腑抜けてました。

 

こんなときこそ自分の誕生日を口実に 気分を上げようと 久しぶりにホールケーキと

国産牛肉もサラっと買って そそくさとイベントを終了するつもりでいたら

夕方 赤い花束を抱えてお祝いに駈けつけてくれたのは 退院後初めて会う雪ちゃんと長女夫婦!!

短い滞在時間だったけど とても嬉しい誕生日プレゼントになりました。

 

そのとき長女が 妙なことを言ってました。

「雪ちゃんが熱性けいれんを起こした日 薬害で肝機能値が異常に高くなった日」の2日間の記憶が 夫である娘婿から全部抜け落ちてて 「驚いた!!」と言ってました。

 

娘婿の記憶が消えた日 私も電話で彼と話しているし 雪ちゃんの入院先の総合病院窓口前でも ばったり会って会話をしていたのに 本人が真顔で「まったく覚えていない!!」と言い切りました。

「車の運転に 支障は無かったの」と問えば 運転は普通にできたらしいです。

 

人間は自分の限界を超えた精神状態に陥ると 記憶が飛んで虚ろ状態で行動するんだと思いました。

夫を見つめる長女も 「私もこの1ヵ月の記憶が ほとんど無い」と言ってたので 同じような虚ろ状態で 雪ちゃんに付き添っていたのでしょう。

我が家の今年の8月は 過激過ぎて「記憶が消された 忘れられない8月」となりました。

 

   

※ 院内の階段で脚力リハビリする雪ちゃん。

私は夢の中で 雪ちゃんがこの階段の先にある”白く輝く光”を目指して

昇って行く姿が見えて 何度も大声で呼び止めて阻止してました。

 

 

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