前回記事にした 東京競馬場でのことです。
実は東京出張翌日の東京競馬場へは １０年前竹内まりやさんの札幌ライブのときに隣に座った縁で繋がる 東京在住（腹切り最中）のKさんをお誘いしました。
あいにくKさんは亡くなったお母さんのご意思を継いで 学徒出陣で亡くなった親族の慰霊で 高野山に行くため都合が合わず 私は一人で競馬場見学へ。
競馬場のバラ園を見学後 パドックのフェンスに寄りかかって お馬さんの雄姿を見ていると ２・３の男の子を連れた女性が隣に並んだのです。
場所を空けるつもりで横に移動すると その女性から「お馬さんはどこを見たら 早く走れるかどうかが分かりますか？」と訊ねられて
初めて競馬場に来たので 馬のことは判らないけれど 「レース前に興奮しすぎている馬は 良くないと聞いてますが・・・」と 生半可に答えたのです。
すると「今日は 馬券を買わないのですか。私も初めてだけど ビギナーズセミナーを受講して購入するつもり。良かったら一緒に受講しませんか」と 明るく誘ってくれたのです。
”セミナー”は無料で 予約無し。時間は３０分”
それならと ”このママさんと小さな男の子と私の３人で セミナーを受講しよう”と思っていたら 女性がパドック外側にいた夫婦に男の子を預けて 「埼玉からタクシーで 一緒に来た娘夫婦です」と紹介してくれました。
若々しい声と テキパキした話し方を耳で聞いていて てっきり男の子のママさんと思っていたら 同年代の競馬場が初めての ばあば同士であることを知り ２人で”ビギナーズセミナー会場”に向かいました。
何より私が驚いたのは その女性の声質とテンポの早い話し方が その日会えなかったKさんそっくりで まりやさんの真駒内ライブの”あの日の帰り道”が蘇ったのです。
会社名刺を渡して自己紹介し もしかしたらお名前はKさんかしら思いつつ 女性のお名前と連絡先をお伺いしました。
名前はKさんではなかったけれど 男の子の年頃と娘さん夫婦との生活背景が似ていて 居ないはずの人が目に前にいる感じでした。
ほんの小１時間 Kさんに似た女性と時間を過ごせて満足してました。
札幌に戻って２日後の朝 競馬場の経緯を知らないKさんから メールが届きました。
メールに添付されていたのは 高野山・奥の院に建立されている「東日本大震災物故者慰霊碑」の画像。
私が東京競馬場で 埼玉の女性にKさんの姿を重ねていた頃 Kさんは私の故郷を思い「東日本大震災物故者慰霊碑」に ”手を合わせて祈ってくれていた＂と 想像できました。
聞けばその通りで 貴重な時間の中 震災で亡くなった方々に 気持ちを寄せてくれたことが有難かったです。
お互いを思う気持ちが 似た感じの方を引き寄せるなんて 縁の糸とは何とも不思議な繋がり方をするものです。
※ 同級生の第八梵天丸さんから届いた動画です。
この時期の「気仙沼と言えばカツオ」で １分２０秒辺りに気仙沼港に帰港する 勇ましいカツオ船が映っています。
特に今年の”気仙沼カツオ”は 脂が乗りが良く大変美味しいので ご賞味の程宜しくお願いいたします。
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