虹の旅人

2011年3月11日 故郷が壊滅。 人生はNext Stageへ

ノア約束の舟

 今更ですが 上映が終了した映画「ノア約束の舟」についてです。
 
地球温暖化により日本も世界も 豪雨や洪水やらの水害に見舞われるこの時期に 創世記の洪水から人類を救った「ノアの方舟」のストーリーを 知っているようで知らなかったので観てきました。
 
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あらすじ~
ラッセルクロウが演ずるノアが 夢で神様からのお告げを受け取り、「全世界を滅ぼす大洪水がやって来る」と悟った彼は、その日から家族と共に必死に巨大な方舟を造り 地球上の生命を絶やさぬように、この世の全ての種類の種や「つがいの動物」を 薬草で眠らせて方舟に乗せまますが 方舟の完成直前 ノアの前に人間の傲慢さと神を冒涜する気持ちを持った群衆が 方舟を奪おうと襲撃に来ます。
 
 
神様との約束を破った人間・アダムとイブの謝罪を込めて 神様に選ばれた男が 人類のために家族の長として決断することや 夫婦や親子の根源的な関係を問われる部分が 色々出てくるのです。
 
 
啓示を受けたら「相手は神様だもの あんな風に突き動くだだろ~」と思ってました。
 
あのときのノアでも 最初から夢の中で「お告げの全容」を知らされてなくて 思いをめぐらして啓示の意味を紐解き 「洪水が来る」からと行動するのです。 「ここは 同じ!!」と密かに反応。。。
 
ノアの生家も代々霊的感応のシャーマン家系らしく 祖父やお父さん達もお告げを受けてても 神様が選んだのは ノアだったという訳です。
 
やはり霊的一族でも 個人の資質と受信容量と情報量 閃き 自分の感覚を信じる気持ち 揺らがない気持ちやetcの条件で ノアが能力的に高かったのだと思います。
 
祖父役のアンソニー・ホプキンスが 「神はノアを選んだ!!」と認めて自分は方舟には乗らず 孫や嫁の次世代に譲るのは 孫であっても「選ばれし者への敬意」を込めてだろうと思います。
 
 
それなのに当のノアが 自分が助けた長男の違う種族の嫁が生む 双子の命を「人間は過ちを犯したからもう人類の種は残さない」と言って 家族の反対を押し切り 神に従う自分のエゴを通して殺そうとして 葛藤する場面では「何故だっ 
」もう少し 神様と交信を重ねないんだと思いました。
 
もしかしたらノ「アの感応能力は受信のみの人で 自分から送信する能力が無かったのかな」と思いますが 時代背景もあるでしょうし その辺はどうなのでしょう。
 
 
雨が上がり 無事アララテ山に方舟が打ち上げられた日が「7月17日」で それを祝ってイスラエルのシオン祭りが7月17日とか。
 
廃墟の中に方舟が浮かぶシーンは 東日本大震災で故郷・気仙沼・鹿折地区の実家前に打ち上げられた 第18共徳丸の姿に酷似しすぎて 事前に津波の啓示を受けてた私には辛かったです。
 
あれだけの大きな船が 大津波や洪水の水の中を彷徨うなんてそうそうないのに 三陸の人達は今世紀に遭遇したのですから 何の意味があるのでしょう。
 
方舟の上陸後ノアの息子の一人が 自分のつがいのパートナーを求めて 東国に旅立つのですが その旅の先には 人類の希望が繋がっていたのか  そして今に繋がっているのか・・・!?
 
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