先日 息子夫婦の元に生まれた孫・花ちゃんの ”一歳の誕生”を祝いました。
大人だけの我が家では久しく赤ん坊に接する機会も無く 花ちゃんが生まれたときから「貴重な生命体」を囲むように 常に何台ものスマホのカメラが向けられてました。
それに私の息子・花ちゃんの”おとーさん”には 頻繁に仕事の連絡が入るので 花ちゃんは生後一年で 周りの大人が手にしている”スマホ”に並々ならぬ興味を持つようになりました。
私達夫婦が遊びに行けば 夫はずっと花ちゃんにスマホを向け続けます。
当日花ちゃんは プレゼントされたおもちゃスマホを手にして アンパンから「ル・ルル~」と電話がかかってきた瞬間 自分の頭の右側頭葉に当てて受信したのです。
テレビのリモコンを向ける場所も スマホ画面を親指と人さし指を広げる操作も知っている華ちゃんが「何故に スマホを頭にのせる・・?」と思いつつ 「人間の受信器は 昔この場所に内蔵されているのかも・・・」と密かに思う私。
同時に フランスの風刺映画「美しき緑の星」で 他の惑星から野蛮な地球に視察に来た女主人公が 遠くの惑星にいる息子たちと 耳の上後ろに親指を当てて手をヒラヒラさせながら交信していた場面を思い出しました。
元々人間は 「通信能力を活かして離れた場所の人と交信していた。」と聞いていたので「ヒラヒラ手はパラボラアンテナだったかも・・・」と どうでもよいことまで思ったのです。
スマホを右頭に乗せて「もしも~し」をする花ちゃんの可愛いしぐさを真似て 余裕の大人達は楽しんでいると
その時「大人世界では 耳にスマホを当てて”音”を受信する・・・」と全てを理解したようです。