私は正真正銘の”メジャー女”です。
仕事柄というよりはこの仕事に就く前から 自分の視覚に違和感を感じたときに「この違和感は何故なんだろう？」と感じると、持参のメージャーで、バランスは？配置は？と測っていました。
そのうち商品ディスプレーも学び、指導の先生からも「メジャーで測るクセを付けない」と教えて頂きました。
測ることを習慣化すると、家具デザイナーさんの書いた図面でも違和感を感じると、それが不自然な寸法であることに気がつきます。
自分の身体や五感の基準感覚を ちゃんと定めるのは大切かと思います。
先日買ったＰＣ机（高さ７０㎝）用のイスを探すため、家中のイスに座り高さと座り心地を確かめましたが 小柄な私が、ＰＣ作業を楽にするには机を低めにするか、イスの座面高を整えて使うしかありません。
手頃なイスが無くて困ったていたとき 子供部屋に置き去りにされた学習イスが「座面高さ調整可能」のイスと気づきました。
机やイスのような家具は、用途や機能、デザインで違いがあっても、高さ、幅、奥行の一般標準サイズは人間工学的にもだいたい決まっています。
しかし男女や大柄・小柄だったり、年齢の相違など使う人の身体条件の違いで 標準サイズの家具を皆が使いこなすのは、少々無理があるようにも思います。
イスに限らず先日購入した遮光レースカーテン（ウェーブロン素材・遮蔽率９０％以上）は 機能的な標準サイズのカーテンなのですが、我が家の掃き出し窓（カーテンボックス付）では 既に５㎝も短いですが。
我が家のようなに 寒冷地の冬の隙間風対策用カーテンとして 丈を長めに使いたいには１０㎝くらい短いことになるので 裾を解いて長く縫い直しました。
人それぞれ「自分の体や体格に合わせた寸法で、使い易いように使いこなす」工夫も必要かと思います。
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