虹の旅人

2011年3月11日 故郷が壊滅。 人生はNext Stageへ

ガラスレースの器 ~元木 貴信 作~

 30年ぶりの大雨台風12号が 北海道に上陸して通り過ぎて 半円の大きな虹が出て、「虹ッ!!」と 思った瞬間 薄くなって消えました。
 
会社のボスから 「才能あるガラス作家さん」が 札幌のデパートのギャラリーで作品展を開く」と連絡がありました。
 横浜の元木貴信先生の作品は 金粉を使ったクラッシックさと すっきりとしたモダンなタンブラーや花器オブジェ等 とても素敵です。
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 豪華な作品とは 別な感覚で出展されていたのが  細いガラス棒から仕上げた 華奢で繊細な ガラスレースの器です。
元からあるガラス技法で ガラス棒の中の色や形に作った方のセンスが現れるようです。
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 3か月も持たないと言われた私が 今でも周りの人をハラハラさせながらも仕事を続けられるのは、5年前の新人研修の際 元木先生の義父様の工房で 基礎知識をちゃんと教えて頂いたからこそなのです。
 
お世話になった方の娘婿様と 札幌の個展でお会いするとは 思いもよらないことですが、これから活躍する日本のガラス作家の作品展を「是非 見に行くように!!」の ボスのアドバイスの理由が解りました。
 
震災から半年が過ぎ 人生は いつ何が起きるか解らない。いつ何を失っても良いように。
「普段の食事の時間を 贅沢に楽しく過ごしたい」と 私は思うようになっています、
 
はかなくて優しげなレースの小鉢に いつもの食材を盛り付けると 心が慰められるものがあります。
 
これが 自分で買った 誕生日のプレゼントです。 
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※ パンプキンサラダを盛り付けました。