私の3月11日の記憶風化は程遠く 年々悲しみの割合が増し 「できれば 静かに過ごしたい」の気持ちが強くなっています。
家族はそんな私の気持ちを察して そっとしてくれてますが。。。
翌日の12日 休暇を取った娘夫婦が 連れて行ってくれたのが”海が見える温泉”
事前情報無しで行った日本海に面するその温泉”は 大昔の「化石海水」の湯でした。
長い年月を経て海底には 蓄積された砂や泥に僅かな隙間が残り その隙間に付近の海水が閉じ込められるとのこと。
そこの温泉は ミネラルをたっぷり含んだ数百万年~一千年間前の海水をくみ上げて ”古代の海水温泉”として現代に蘇らせています。
温泉の効能書きを読んでいて思い出したのが 2011年から数年かけて 海洋研究開発機構(ジャムステック)が震災後の東北沖の生態系を調査するため 南三陸沖1000Mの海底に無人探査機ハイパードルフィンを着地させて撮影した神秘的な映像。
未曽有の震災後の2014年7月の三陸の深海には 乗船した研究者達が驚愕した程 大きなイカやアナゴ等の海の生物が逞しく生きてました。
巨大地震により大量発生したマリンスノー状のプランクトンや 漂着した瓦礫の岩場に 様々な生物が産卵して棲みつき 見事に環境に適応して繁殖してました。
数万百年前の海水の恩恵を 今に生きる私が”癒しの湯”として受け取ったように
未曽有の震災後の2014年7月の三陸の深海には 乗船した研究者達が驚愕した程 大きなイカやアナゴ等の海の生物が逞しく生きてました。
巨大地震により大量発生したマリンスノー状のプランクトンや 漂着した瓦礫の岩場に 様々な生物が産卵して棲みつき 見事に環境に適応して繁殖してました。
「人間は ときに尊い命や財産を海に奪われても かけがえのなものを海から与えられて生きている。
海辺に暮す人間は 何度津波が起きても立ち上がり けっして海を嫌うことはない・・・」。
そんなことを考えながら番組を見てました。
数万百年前の海水の恩恵を 今に生きる私が”癒しの湯”として受け取ったように
「未来の三陸に住む人達が 豊かな海の恩恵を 糧として受け取り 生活を共存する海を大切に守ってくれたらいいな~」と願ってます。