黒猫・夢々君が我が家に来たのは、生まれてから一週間目位でした。
目も開かず、後ろ足ズルズルのハイハイしかできずに、まるで小さな黒い毛糸玉がゆっくり転がっているように 歩いていた頃です。
本当は母猫の母乳が必要な時期なのに、私がスポイトで ミルクを4時間ごとに授乳して育てました。
鳥は目が開いて最初に見えたものを、”自分の親”と認識するそうで、それを「刷り込み」現象というのだそうです。
もし猫にも 刷り込み現象があるとしたら、夢々君が目を開けた瞬間から「私が 母親」になったのです。
そんな夢々君も、ごま塩毛並みになり、昨日12歳になりました。
天気が良いのに表に出られないストレスで、懲りずに悪戯をしては叱られていますが 先の飼い猫・黒猫ちびちゃんは18歳まで生きたので、夢々君もまだまだ頑張ってほしいです。
夢々君を写メ中に覗き込んだ、好奇心一杯のりぃちゃん4歳♀の可愛い右目です。