虹の旅人

2011年3月11日 故郷が壊滅。 人生はNext Stageへ

「故郷が 東北でよかった」

 東北に生まれて よかった。と思っています。
 
興大臣が派閥会の席上で 「東日本大震災が東京で起きていたら もっと被害が大きかっただろう。東北でよかった・・・」との不適切発言で辞任。
怒りを通り越して 無神経さと想像力の無さに 呆れました。
 
この度”その発言に” 沢山の方々が怒りの声”を上げてくれたことが 私は嬉しいです。
 
2011年の東日本大震災時に 何故 東北が被災したのか。
               何故 三陸に甚大な被害が出たのか。。。
               何故  生まれ育った鹿折地区が消滅したのか。。。
            
               何故 ・・・・・・・・・・・
 
その理由を知りたくて 札幌で開催された見えない世界の講演会やら 宇宙の真理を語るセミナーに出かけました。
それぞれの登壇者は 東北は 日本のカルマを抱えた土地だから・・・とか 
自然地震と人工地震 どちらの可能性があるか・・・とか 
長年耐えていた負の感情が残る土地だから・・・とかetc 他人事に語っておりました。
                 
歴代の復興大臣も その人達と同じように 目の前にいる一番困った人達の心情を推し量る配慮もせずに 上から目線で物事を捉えていたのでしょうか。
自分達の生まれ故郷や 親しい人達が被災していなければ 中々実感できない感情とは思いますが。 
 
素朴な東北の人間は 家や仕事も失って明日の暮らしを見通せずとも  起きてしまった震災を恨むわけでも無く 自分達が被った災いをヒシと受けとめています。
この震災が 他の土地で起きたら・・・などと 他の土地と比べる余裕すらありません。
 
それは 人としての 道理をわきまえているからかと思います。
 
試練を学びに変える智慧と 生命力溢れた人達が 沢山住んでいる土地が東北です。
だから 東北に生まれて良かったと思って生きています!!
 
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                                           2017・4・27 札幌・中島公園
※ 北風強く厳寒の千島列島に咲く”千島桜”は 強風に耐えて低樹木でも 凛とした小さな花を咲かせます。