虹の旅人

2011年3月11日 故郷が壊滅。 人生はNext Stageへ

歳を重ねて老衰した父親と 娘・孫・ひ孫の面会

      

 この度の仙台行きの目的は私・娘・孫(4歳♀)3世代と 施設に入居している老父親(94歳)との面会です。

昨秋に面会可能人数が1名から2名になったと 施設近くに住む妹から知らされてはいたけど その後コロナやインフル感染者が出て面会禁止となり 2月末にようやく解除されても時間は15分そのまま。

 

タイミングを見計らった今回の面会ネックは ”ひ孫の雪ちゃん”。

何処の病院も高齢者施設も幼児はNGを承知で マスクをして接触不可の離れた位置での面会をお願いして 施設側から許可をして貰っていました。

 

出発当日の札幌は雪。

飛行機は遅れ 施設の到着は予約時刻ギリの1分前。

私の面会時間は お土産と来月の誕生日プレゼントを渡した8分間。

父親と誕生日が同じ娘(長女)と交代して これまで可愛がってくれたお礼とプレゼントを渡して7分間。

孫の雪ちゃんは娘と私が交互に付き添い アイドル並みに”おいとまバイバイのみ”の予定で 決められた場所で待機。

 

特例対応で 父親を私が介助してひ孫・雪ちゃんと娘が待つ玄関ホールまで連れて行けば 北海道のひ孫の姿を認めた父親が大きく手を広げて 愛しい者を抱きしめるような仕草を繰り返し 今生での邂逅を喜んでくれました。

 

妹にお礼と報告の連絡を入れると 

「父親は既に左目が見えず 耳もほとんど聞こえないとのこと。 間に合って良かった」と言われ

お医者様からは「順調に歳を重ねて 元気だけれども それなりに衰弱していると言われている」と教えてくれました。

前回同様 母親から譲り受けた指輪やブローチを身につけていた私が「覚えてる?」と訊ねると 曖昧な返事だったので納得。

 

8ケ月前の面会時より 衰弱が加速していると感じたけれど 学歴も教養も無い父親が 自分の人生の老いを素直に受け入れて 悪あがきもせず飄々と生きている様が好ましく 我が父親らしいと思っています。

 

血縁の無い土地でワンオペ育児をした私が 春分の日に絆の繋がりを求めて 娘と孫を連れて 急いで仙台に飛び立ったことにやがて”意図があった”と気づくときがあるでしょう。

            

        

 

この機会を頂けたことに感謝しています。

 

健康で生きていてくれている父親へ。

便宜を図ってくれた施設側の方々へ。

父親の面倒を見てくれて 面会枠を譲ってくれた妹へ。

私の想いに付き合ってくれた娘と孫の雪ちゃんへ。 

 

 

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