虹の旅人

2011年3月11日 故郷が壊滅。 人生はNext Stageへ

東日本大地震 気仙沼掲示板 「虹りんごの樹㉓」~家族~

 今日は、私達夫婦の32年目の結婚記念日で、性格が違うタイプの組み合わせ夫婦が「よく持ってるな~」と、思っています。
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りんご柄の和タオル&夫のハンカチは息子から
 
 3月11日に起きた東日本大震災の被災地・気仙沼の実家で、81歳の父が一人で暮らしていて 父の安否確認ができない5日間は、これまでの人生の色んなことを考えていました。
 
住みなれた家や土地を離れたくない一心で、娘の電話には愚痴や泣き言を言わない父に、私は心のどこかで 「気仙沼に一人で住む父が 幸せなら・・・」と 老いた先を覚悟しながら どこかで甘く許していたような気がします。
 
そう思っていたのは 似た者親子同士だから 「自由気ままな血が、流れているから・・・。」と勝手に思ってました。
イメージ 1                                            *ピンクの癒し花束は姫りんごから
 
ここ数年、頻繁にかける父親への電話では 「争わない。怒らない。喧嘩しない」を戒めていました。
親孝行もできないけど、親不幸もしないがモットーの、お気軽な父と娘のつもりでした。
 
その父が、消息不明から無事が確認されて救出されるまでの間、偶然+偶然+必然の家族や兄弟でとった瞬時の判断や、とっさに行った動きは、同じ血が流れる者たちの”絆の連携プレー”だったと思います。
 
夫婦、親子、姉妹、兄弟全て、身近すぎて見えなかった繋りが、未曾有の場面で試されました。
 
2人の孫と車の中で亡くなった親族もおり、家族が欠けた悲しい試練も聞いています。
その上で、私達に何ができるかを考えています。
 
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