虹の旅人

2011年3月11日 故郷が壊滅。 人生はNext Stageへ

家じまい そして神祀りじまい

 年明けの気仙沼の実家の片づけは 父の蓄えから「徐々に手作業で進めて行くとのことで そのことも仕方がないこと」と 私は黙って聞いてました。
 
夏に体調を崩して「今後一人暮らしは 無理」とお医者さんに診断された父が 妹宅近くの人気施設に入居できたことは 本当に有り難いことです。妹の尽力に感謝です。
 
母の十三回法要にも呼ばれることもなく 後日父に事の経過をたずねて 「家族皆で無事に執り行った」と聞かされた 遠くに嫁いだ長女の私は既に部外者でした・・・。
 
老いた父は自分の余生の都合で妹の顔色を伺い ”妹の内縁の夫と 裁判で得た親権を捨て父親の姓に戻った自分の長男夫婦”を この度「自分の家族」と認めました。
 
父娘の親子的な感情のやり切れさは残りましたが 気持ちの弱い父にとって”それも 今生で生きる術だろうし 私が黙って退くのも親孝行か”なと思い直しました。
 
しかし代々続いた霊能一家出身の祖母が 生家から勧請した駒形神社と神様と 神様に繋がる血脈の流れを 父の都合で変えることになるのです。
それは「過ちを繰り返すことであり 親と言えども馬鹿なことをしたもんだ。後々まで禍が残るだろうに・・ 」と思ってました。
 
普通なら”家じまいや墓じまい”で済むことが 神様を勧請した家のお役目はそれだけでは”終わらないのです。
 
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