虹の旅人

2011年3月11日 故郷が壊滅。 人生はNext Stageへ

「深川江戸資料館」と周辺散策

  

                     ※ 「きたきた捕物帖絵図」より

 四年ぶりの関東支部・中学同級会とレアな2次会を楽しみ 翌日は「深川江戸資料館」へ。

以前 人気ブロガーさんの記事で「深川江戸資料館」を知り まさに作家・宮部みゆきさんが描く江戸小説の舞台となった町に 当時の建物が再現されいるらしい。

それなら上京した折に 是非訪ねてみたいと願っていたのです。

        

清澄白川駅を出た途中のトイレ看板は「公衆便所」。 

資料館の場所は「きたきた捕物帖」の物語の中で登場人物たちが 日々行き交っていただろうの霊厳寺の右並び。

         

   

入場料400円を払って入場すると 眼下に広がるのは深川の町並みの屋根。

江戸末期(天保年間)の大川(隅田川)沿いの深川佐賀町に 実践にあった町内を再現したとか。

入り口の左手は大店(肥料問屋)。

町並みを再現するにあたり 各家の家族構成やコンセプトetcを綿密に設定したようで 因みに季節の野菜や卵などが店頭に並ぶ八百屋は。

~~~八百屋の店名は「八百新」。 

主人 才蔵30歳 女房うめ35歳  息子10歳

野菜の産地で有名な砂村出身の才蔵さん。お店を始めて10年になります。

大家はお隣のつき米屋さん。季節の野菜のほかに 漬物・コンニャク・卵なども販売します。お客さんが少ない日中はかごに野菜を入れて売り歩くこともある働き者です。~~~

※ 隣室に飾られた八百屋パネルには 建物主の詳細な情報が記されてました。

  

 

水上タクシーでもある猪牙船。 

海に近い深川には真水が無く この船で水が運ばれ住人たちは飲料水を買って飲んでいたとか。

火事を知らせるときに半鐘が鳴る ”火の見櫓”も見えます。

 

猪牙船で働く船頭や人たちが 飲食・宴会をする小料理屋の台所。

長屋入り口から

  

※ 三味線の師匠の家 読み書き 手習い裁縫も教える。 ※ 浅利のむきみを棒手振りを担いで売る政助の家       

共同井戸と祀るお稲荷さん 

 

  

男の単身者が多かったお江戸には 今のファーストフードのように 気楽に食せる蕎麦・天ぷら屋や稲荷寿司売りが多かった。

擦り切れた衣服を繕う小布・古布を 棒手振りが売り歩いていた。

 

深川は木場が近く昔から大工さんが多く この建物を再現したのは現職の大工さんたち。

「隣の家との薄い壁や天井の張られていない作りは まるで舞台のセットみたい。」と思って見学していたら 火事が多い江戸の町の建物は 延焼防止で屋根から建物を壊しやすいように天井が無く 直ぐに再建できるように土台が無い家が当たり前とか。

常設展示室の映像では 建物を築30年の家と設定して 材木や古材を鉄釘や竹釘で打ち付け 新しい材木は劣化させたりしてました。

技の継承と江戸の建物再現に丹精を込める様子が観られます。

それに合わせてスタイリストが 衣装や道具や雑貨を建物とコンセプトに合わせて集めて飾る映像も。

一日の移り変わりを音と光で演出し 展示内容も季節ごとに替わるので また行ってみたい資料館です。

 

「深川江戸資料館」をゆっくり見学した後 近くでコーヒータイム又は早めのランチをと検索すると 出てきたのが「清澄白川店・ブルーボトル」。

そう言えば「ブルーボトル」が日本初上陸したとき 「何故あの町に??」と誰もが驚いたけれど 「お寺の多いこの町が気に入って出店を決めた!!」の記事を読んだと思い出し 徒歩6分の「ブルーボトル」へ。

 

コンクリート倉庫のような無機質な建物と 作務衣のようなユニフォームでテキパキ働く従業員を眺めて店内ランチをしたかったけれど 時間の都合で季節限定ウインターブレンド・コーヒーをテイクアウト。 

コーヒー豆の苦味も豊かな香りも残る 丁寧な仕事の贅沢な1杯を味わいました。

 

 

清澄白川駅の戻り道で見つけたランチ場所は 名物あさり丼の「深川釜飯」。

深川めしは美味しかったけど ボリュームがあり過ぎて残してしました。

       

 

東京滞在2日間を終えた我が家の夕食は いつものように お土産と称する「崎陽軒」のシウマイ弁当

 

nijinoringo.hatenablog.com

 

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