虹の旅人

2011年3月11日 故郷が壊滅。 人生はNext Stageへ

深夜に 宮城・福島に震度6強の地震なんて

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 5日前 東日本大地震から11年目の復興した故郷・気仙沼に向けて エールを送ったばかりなのに・・・。

就寝前の11時36分には地震アラームが鳴り 札幌でも揺れを感じて 震源地が東北・福島沖と知りました。

 

テレビ画面に流れる東北各地の震度情報に 独居の父親と連絡が取れなかった11年前の5日間の記憶が甦り 「今は仙台の老人ホームに入所しているから大丈夫」と自分に言い聞かせ 朝になって施設に連絡を入れると94歳の父親は無事とのこと。

停電が朝回復した父の施設では 暖房のない寒い夜を一晩過ごしたようで 老朽化した建物の被害状況はまだ把握していない様子。

遠方からコロナ禍で面会も出来ず 連絡手段を持たない父親の安否を問い合わせる娘の電話に 落ち着いて対応にしてくれたスタッフさんに感謝です。

  

距離を置く 妹家族も無事とのことで一安心。

忙し気な話ぶりから仕事先の物が散乱した所に行く途中に 電話をしたようだった。

 

3年半前の胆振東部地震後のブラックアウト時には 札幌の私が案じて貰い この冬コロナまん防中の災害級の大雪と積雪量に驚かれました。

今回の強い地震で宮城の知人たちは 11年前の恐怖を思い出してました。

自然の天候や災害によって起きるとはいえ その度に生活の基盤も揺らぐ 余震の不安に怯えます。 心配の尽きない日本列島ですが 各々が命を大切に考えて 冷静な判断で行動したいものです。

 

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東日本大震災から11年目の祈り

 

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※ 2011年6月14日 鹿折唐桑駅前

 

 震災後の10年から11年目のこの1年の間 故郷・気仙沼は朝ドラ「おかえりモネ」の舞台にもなり 他の番組でも多く見かけるので 今は”復興した観光地”として売り出しているのかと思います。

 

5年前に同級会で気仙沼に帰ったきりの私は 番組の中で市内の景色が画面に映し出される度にテレビに見入り 生まれ育った鹿折地区が映らないかと目をこらします。

地元の知人ですら町の変貌が激しく 「住んでた場所が解ら無くなった」と嘆く故郷は 北海道に住む私には 本当に知らない町となりました。

 

2011年3月11日に起きたことは 忘れたくても忘れられないことであり 忘れるつもりの無いことですが

在住の札幌で 故郷の震災被害について語ると「もう忘れて 前を向いたら・・・」と 慰めの言葉として言ってくれる人もいるのですが 私はそこに自分との感覚の違いを感じて お付き合いの距離を置いてしまいます。

 

昨年4月に 我が家のテレビもビデオデッキも壊れて 震災発生当時を録画していた画像を失いました。

特に内湾が延焼して鹿折地区が燃える映像等は 衝撃を受ける人たちを考慮してか 以後放映されることはありません。

 

遠くで暮らしていても故郷を思う気持ちは変わらず 年月を経てより強くなってもいますが

新しくなった気仙沼で新しく暮らし始めた人たちを 幸多かれと応援しています。

 

被災後の長い道のりを復興のために奔走して下さった地元の方々 他の土地より気仙沼の復興にご尽力して下さった方々に 多くの方々に感謝致します。

 

改めてあの日 独居の老人の避難説得で逃げ遅れ 車中にて幼い孫2人と58歳で亡くなった従妹の鎮魂を祈ります。

並びに震災で亡くなった多くの方々のご冥福をお祈りいたします。

 

 

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宇宙語を話した雪ちゃんは AIロボットに成長しています。

 1年前の今頃 喃語を話す前に「宇宙語」で私に話しかけて来た孫・雪ちゃん(2才5か月)は思った通り とてもおしゃべりで表情豊かな女の子に育ちました。

 

生後100日が過ぎて雪ちゃんの首が座った冬に 北海道は全国初のコロナによる「緊急事態宣言」を発令。

本来なら世の中を知る最初の時期に 極力外出を控えて 会う人も限られた状況にも関わらず 雪ちゃんは喃語も二語文も三語文もあっさりクリアして 「りぃちゃん(飼い猫)が ねんねしているから しずかにしてあげようね」などと 私たち大人と普通に会話をこなしてます。

 

2才過ぎてから 初めて経験したこと 好奇心が満たされたこと 楽しいと思ったことを 誰かに話したくてしょうがないらしく 何日ぶりかで私に会えば 「ばば!!」「ばば!!」を5回以上連発して 話を聞いてちょうだいとばかりに呼びかけてきます。

私は 雪ちゃんの声や表情を見ているだけでも楽しくて 「赤いお花がきれいだった。オカーたんとね。ばあばが喜ぶから みせたいね。と言ったんだ」など 覚えたての言葉を一生懸命並べて カワイイおしゃべりをしてくれます。

 

ある日 私が台所仕事で忙しかったときに 夫(じじ)に近所の八百屋さんへの買い物を頼みました。

その店は雪ちゃんと仲良しのおじさんがいる店なので 自分も一緒に買い物へ行く気でいたようなのですが 雪が降り出して来て じじは一人で買い物に行ってしまい 雪ちゃんは置いてけぼりに。

とり残された雪ちゃんは部屋の扉の前で 「悲しいな~」とポツリと静かに呟いたのです。

 

思わず長女(雪ちゃんママ)と私は顔を見合わせて 「プログラミングされたばかりの ”AIロボット”が感情を呟いた~!!」とビックリしたのです。

幼いなりに 自分の中から湧き出た感情を 絶妙なタイミングで的確言葉をチョイスして発したのでしょう。

 

これだけ自我が発達していれば いよいよ「魔の3歳児イヤイヤ期」の突入は早いでしょうね。。。。

 

※ 2022・3 お雛様と同じ十二単衣を羽織る雪ちゃん(2才5か月)

 

 

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さよなら「4プラ」 さよなら「ブリックブラッカ」

 市民が「まん防と記録的な大雪」に追われていた1月末日。

札幌繁華街のド真ん中に建つ通称”4プラ”と呼ばれて親しまれていた「4丁目プラザビル」が 老朽化により築50年の幕を閉じました。

 

40年以上前22歳で札幌に嫁いだ私は 札幌の土地勘が全く無かったのに 上野の"赤札堂アブアブ"とも仙台の番町角"大内屋"とも違う 若い子たちが集うワクワクするファッションビルに出会い 7F自由市場の店「ブリックブラック」に通いました。

手が届かぬ宝石鑑定職に就いていた身には 狭い店の周りに ガチャガチャと箱入りされた300~数千円のジャンクアクセサリーの方が求め易く 目利きになったつもりで探すアクセサリー探しが楽しくて 20年くらい通い続けたと思います。

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店内の奥棚には オーナーさんが海外で仕入れただろう名品のお皿やガラス瓶も飾ってあり 当時からパートで勤める同世代のKさんとはアンテーク雑貨や好きなブランド服などの話をしていました。

後半は アクセサリーより店の片隅に置かれた素敵なヨーロピン・アンアンテークレースやリボンが 市内のどこよりも安価でだったので そちらをメインに通ってました。

 

今年の正月が明けて 閉館の噂を聞いたある日の午前中 ダメ元で「ブリックブラック」に電話を入れると あのKさんが声が聞こえて 40年間のお礼を言い その後を訊けば「自分は仕事は辞めること。 商品はオーナーさんが引き上げる」と話してくれました。

 

二度と巡り合えないだろうの年月を経て 日本に渡って来たキラキラ雑貨が 人目に触れずに埋れることを惜みます・・・。

 

あの場所から再び札幌に 新しいファッション文化を発信して欲しいと願っています。 f:id:nijinoringo:20220301223902j:plain

※ キラキラ遺伝を受け継いだ孫の雪ちゃん(12才)のお宝アクセ

 

札幌は猛吹雪でも 孫との色えんぴつ時間

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 コロナのまん防期間も3月6日まで延長となった中 北海道は昨夜から大荒れの天候で 今日も明日も札幌駅発のJRは全面運休です。

  

朝 吹き溜まった雪で玄関ドアが開かず 通路だけは確保しようと階段の雪を除雪していると 本日の”お預かり孫”の花ちゃん(4歳)が 牛と黒豚に続いて買ってもらった「丸ごとマグロ」と「焼き鳥」の立体パズルを持ってやってきました。

知っているようで知らない魚や鶏の正確な部位名称は難しく 今回も花ちゃんに教えられてひとまず完成。

 

その後に 前回の”色鉛筆お絵かき”をリクエストされて 幼いなりに登園自粛中なので小さな不安もであるだろうと 美しい色で柔らかい書き味の色鉛筆を好きなように使わせて描かせました。 

綺麗な色えんぴつで 描いているだけで気分が晴れます。

 

「花ちゃんは センスが良いね!!」と言ったら 「センスってどういうこと??」と訊ねられました。

「センスってのは 自分がパッと感じたことを 絵や言葉や音楽にできるように動けることだよ」と教えたら 解ったような解らないような顔をして流されました。

 

そのうち孫たちが 自分の素の感覚を個々に発散して表現するときに その術に気づけば良いな~」と願っているのです。

 

外は視界の効かないホワイトアウトでも 孫と2人で過ごすまったり時間は 雪かきやコロナに疲れた私にも大切な癒しのひと時です。

 

  

※ 星もハートも飼い猫のりぃちゃんも 先週よりだいぶ上手く描けています。

 

※ 描いた絵を元に 真ん中に星を書いて色を塗り 穴パンチの模様に

小さな猫をリボンに付けて壁掛けにしました。

 

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孫と一緒に バレンタインカード作り

※ 左下のカードには じいじの好きな無線機・ビール 黒猫りぃちゃんが描かれてます。

 

 コロナ禍で保育園を 自粛休園中の花ちゃん(4歳)は フリーランス稼業のお父さん(私の長男)と共に 先週1週間は過ごしていたのですが お父さんの仕事の都合で 本日ばば預かりになりました。

朝 花ちゃんは 買って貰ったばかりの「黒豚」と「牛」の立体内臓パーツパズルを意気揚々と持参して ばばの私にもチャレンジさせるのですが 説明無しの初見では肉パーツの組み立ては難しく 孫の期待圧に耐え切れ ず「本日はバレンタインディだからハートをテーマに お絵かきしよう」と 提案したのです。

 

花ちゃんが描く”インスピレーション”ハート”に インテリア2次試験で買った柔らかい塗りが特徴の「ファーバーカステル」色鉛筆を使い 色彩検定用の配色カードも使って 色や形を加えるという「孫とばばのコラボ作業」です。

大好きなお父さんやじじに 「自分で”カード”を作って渡したい」の花ちゃんの想いが 素敵な色使いやデザインのカードとなって仕上がりました。

 

文字は 昨日突然興味を持ったとかで 逆さ文字やあっちコチの鏡文字ですが 「ハート」が テーマなのでアドバイスもせず自由気ままに描かせました。

 

暖色が幾重にも重なる綺麗なハート」は 天真爛漫な花ちゃんらしい色使いです。

※ 花ちゃんの要望で作った”蝶々ステック”も 配色カードを見てから色決めしてました。

2月6・7日 札幌は過去最多の降雪でマヒ状態

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 前回記事で 「雪もコロナも要らない」と願ったのに やはり天候は容赦はなかったです。

 

5日の土曜日3時頃から 天気予報通りに雪が降り出して 夜遅くなるにつれてズンズン積もって 朝起きてみれば40㎝の積雪。

6日は日曜日とは云え 車庫前の雪だけは除雪しておこうと降りしきる雪の中 夫婦で雪かき作業すること1時間半。 

その間札幌市内に「大雪警報が発令」!!

あっと言う間にまた40㎝くらい積もり 小降りを見計らって始めた2回目の雪かきは 2時間かかって終了。

既に身体はヘロヘロで腰に痛みが来てました。

 

ニュースでは 24時間で「過去最多の60cm降雪」と発表されても 札幌でも海に近い側の我が家付近は80cm弱も降った感じで 車での外出は諦めました。

 

7日朝は5㎝程度の雪でも 深夜に入った除雪車が 新除雪方式で雪塊を玄関前に置いて行くので 固い雪の後始末と雪捨場の確保に苦労しています。。。

 

幸いなことに我が家は 宿根草の庭を 冬は雪捨て場にしているので まだ楽なのですが 今年並みの降雪が続くようであれば 高齢化に備えた暮らしを考えなければなりません。

 

市民が一日中雪かきに追われているうちに 7・8日の札幌駅発のJRは 札幌駅始発が除雪が間に合わずに全面運休。

バスも道幅が狭くてほぼ運休。

 

8日には 交通事情により「ゴミ収集車も 中止」と テレビテロップが流れました。

 

札幌市民は「不要不急の外出を避け」て 孤立した白い都市の住民になりました。

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