本社が東京にある会社の道内担当者として インテリア業に就いて かれこれ１８年目になります。
当時私を採用してくれたのは 今は亡くなった創業社長で 業界では破天荒な名物社長でした。
今だからの話なのですが その名物社長が大手お取引先の若い担当者と 商品の扱いを巡って喧嘩をしたらしく「扱い方に文句があるなら 人を雇って自社で管理すればよい」と言われて 札幌の知人にインテリアコーディネーターの紹介を頼んだのです。
賃金が安く 勤務時間は短く 休日出勤有りで 希望者は無く「年齢が高くても健康で元気」の理由で 最後に私に声がかかりました。
５０歳目前にしてやっと４度目受験合格した私には どのみちラストチャンス。
その会社HPを事前リサーチをしている内に 商品の素材と技の確かさに惚れて 何も訊かずに面接を終えました。
後日名物社長が語るには 若くて綺麗な別な応募者を選びたかったけど 札幌知人が「諦めずに受験をして結果を出した人が 仕事ができる」と推して一応採用に。
元々大人の面目争いが発端の募集なので 半年も在籍すれば取引先にも恰好が付く程度で 名物社長からは「雇用契約書は交わしません。賃金が安いので副業もOKです。etc」と言われてました。
当時の採用成り行きを 現在の幹部陣も知らないまま１８年間勤務していた訳です。
給料や経費の支払いも滞ること無く たまに北海道パートの私を東京や海外研修に誘う会社なので 本社フォローが少なくても 仕事を淡々とこなしていれば良くて 気楽と言えば気楽なので続いてました。
北海道の冬の寒さが身に染みる年頃になり 勤務先の寒すぎる空調設備や 未だにオバサン所以に言われるモラハラに萎えて 潮時が来たら辞めるつもりでいたら 先日「雇用契約書を作成しました」の連絡が入りました。
この期に及んで今更っと思ったのですが 続けて来たからの恩恵と思って励むことにします。
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